毎日毎日暑すぎる日が続きますね!お外にいると溶けてしまいそうです。できるだけ必要最低限の外出にとどめておきたいものです。毎年”今年の夏は例年より暑い”と聞いているような気がしますが。熱中症には気を付けましょう!
最近気になるテーマは「事実婚」についてです。これは身近な人が「事実婚っていったいどういうものなんだろう」という会話から、そうだ今回は事実婚を書いてみようかなと思いました。
まずは事実婚とは?
事実婚という呼び方はもう耳なじみがあると思いますが、内縁関係・婚姻届けをだしていないものの結婚する意志があり夫婦としてともに生活し社会的にも夫婦として認められている関係のことをさします。一時的に同居生活を送っている同棲とは異なり、場合によっては婚姻届けを出した夫婦(法律婚)と同じような権利と義務が認められることがあるとなっています。
昨今、事実婚を選ぶ人の中には、同性であったり夫婦別姓が認められないために事実婚を選択したりと様々なケースがあるようです。同性については自治体によりパートナー制度が設けられているところもありますが今後議論の活発化が期待されるところでもあります。
事実婚には要件が3つ!
事実婚には3つの必要な要件がありまして、
①お互いが婚姻の意思をもって共同生活していることで、事実婚の条件の1つとなり得る
②住民票を同一にすることで共同で住んでいるといることを証明することで事実婚の条件の1つとなり得る
③食費・住居費・水道光熱費・通信費・保険医療費等生活費を共同で負担していることで事実婚の条件の1つとなり得る
なるほど、このようなことで第三者が見たとき事実婚として夫婦関係を築いているんだ、という証明ができる条件になるのですね。
事実婚の良いところ!
煩わしい手続きがない
法律婚、事実婚とありますが事実婚にも法律婚と違って良いと言われるところがあります。
たとえば、別れたくなっても離婚の必要がない!入籍していないのですから。
相手方が離婚に応じないというような事になれば離婚調停や離婚裁判という手順をふむことになります。長いと2年の月日がかかることもあるようで、友人は確か1年くらいかかっていました。あーでもないこーでもないと相手方に言われ長い時間と弁護士費用もばかにならないと言っていました。結局は財産分与で揉めており心身ともに疲弊し、もうお金あげて縁が切れるのならもういいやとなり支払ってあげていました。この友人は結婚当初から知っていて、仲良く過ごしているのかと思っていましたが、終わりはこんな感じでした。ですのでこのような離婚に関する手続きはありません。戸籍にも残りません。
夫婦別姓である
次に、夫婦別姓である!たしかに。法律婚では夫婦別姓が認められていませんので、必ず一方がいずれかの籍に入籍することになり姓が変更されます。女性が実家の跡継ぎをしなければならない為に姓を変更したくないや、再婚の場合親族の反対であったり子供の気持ちを考慮のうえ姓を変更したくないというケースもあります。理由はさまざまありますが、婚姻によって姓を変えたくないと考えるカップルでは事実婚を選択するようです。逆にいえば事実婚を選択することによって夫婦別姓が叶うということです。名字が変わると免許証やパスポートなど公的書類の変更手続きが必要ですがその煩雑さもありません。ちょっぴり面倒ですものね。
あと、法律婚であれば結婚相手の両親や兄弟と姻族関係となってしまうので、扶養義務を負う場合がありますが事実婚ならこれを回避することができます。こちらも相手もそうですが、本人と結婚していい人だなんて思っていたらとんでもない身内がいたりすることありますよね。そういったことが起こらないにこしたことはありません。
法的な制度を受けられる
そして私的には意外や意外、法的な制度を受けることができる!このことは自分が知らなかったということなのですが少し驚きました。いっても個人的にはやはり法律婚よりは緩い感じなのかなという印象があったからです。
社会保険や国民年金で扶養に入ることが可能なのです。その場合事実婚を証明できるというのが条件があり、一般的には二人の関係について、続柄に”世帯主と未届けの妻(夫)”と記載された住民票があれば証明書類になるそうです。どのような手続きで出来るのかというと、住所地の役所に出向き窓口で「事実婚にしたいので、妻(未届)または夫(未届)」にしたいという旨を伝えるといいそうです。また、自治体によっては独身であることを確認するために戸籍謄本の提出を求められることがあるので、事前に電話で必要書類の問い合わせをしておかれた方がいいです。国民年金の第3号被保険者になることも可能です。これもいくつかの条件のクリアが必要ですが加入できます。
まとめ
事実婚のいいところを中心に今回は書いてみました。何事もいいところだけではなく、その反面そうではないところもあり都合のいいことばかりでもありません。次回はいわゆるデメリット、ちょっと注意も必要だという部分も書いてみたいと思っております。両方を知ったうえでの選択や、選択したわけではないけど今そういう立ち位置だという場合の知識としてお役に立てればと思います。
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