日常に潜むモラハラ|いつの間にか被害者に

多様なハラスメント

ビッグダディの元妻の美奈子さんが再婚した元プロレスラーの夫からDVを受けているという記事を拝見しました。私自身はビッグダディと言われてもどのような方なのか美奈子さんが再婚なさったとか、あまり意識的に見たことがなかったのですが、DVということは暴力を振るわれていたそうでお写真では頬が青くなっていらっしゃいました。
ただでさえ暴力なんて痛そうなのに、元プロレスラーの方からなんてどんなに痛かったのか想像もできません。聞いただけでも恐怖を感じます。
身体的暴力だけでなく言葉の暴力と、昨今では○○ハラスメントという言葉も定着しています。調べてみるとなんと”36個”や”39個”や、なんと”83個”ものハラスメントが存在するようです。知らない間にこんなにたくさんあるなんて驚きました。しかしまだまだ増えそうな気もしますね。ここでは一つ一つのご説明は割愛しますがご興味のある方は是非調べてみてください。

良くも悪くもハラスメント

職場でのハラスメントや、家庭でのハラスメント、これだけあれば自身の身の周りで起こっても不思議ではないと思います。全部を把握していなくても、知っているのと知らないのとでは大違いです。知らない間に加害者・被害者のどちらにでもなり得ます。
私の知るところ昔はまぁまぁで済んでいたのにこんなことまでと過敏に思うところと、こんなに丁寧に人の気持ちを汲み取る世の中になったんだなと感心もしています。
あらためて私の身近なところでいうと、モラハラについて。これは実際体験したことあったのかなぁと調べすすめていくうちにそう思い当たることが多々ありました。

言葉はいつから?

思い起こせば、「ハラスメント」いう言葉が一般的に社会で耳にするようになったはいつ頃なのかなぁと。記憶しているのは、「セクシャルハラスメント・セクハラ」だったでしょうか。調べてみると、かつてセクハラ裁判を期に「流行語大賞」を受賞したことがあるようです。
その頃勤め先で、課長が女子社員のお尻をポンとさわって「おはよう」など日常的に行われていて、「あの課長いつもお尻触ってくるぞ、やだなぁ」と思いながらも強いことも言えず「もぉー」と苦笑いをして返しているような光景があり、少なからず嫌な思いをしていました。
しかし、この「セクハラ」ということが知れ渡るようになってからは、「それセクハラだよ」って言葉を使って逃れられる手段に実際使えてました。そんなことに罪の意識もなくその課長は行っていたと思います。コミュニケーションだよって。そのコミュニケーションによって相手が不快・苦痛だと受け取ればそれはハラスメントに相当するんですね。日常的にというのはダメージが蓄積されます。
これは少し古いお話でしたが、定着しているとはいえ自分では何気ない言葉や行動だったとしても、相手方にとって苦痛であればハラスメントに該当してしまうということです。飲み会でお酒の飲めない社員に「飲めよー」なんて発言したらそれはもうアウトですね。なので、知っているのと知らないのとでは大違いです。知れば知るほど奥の深い内容ではあります。

そしてモラハラとは

モラハラとは、「モラルハラスメント」の略で「モラル=道徳・倫理」「ハラスメント=嫌がらせ・いじめ」。つまり道徳・倫理に反した嫌がらせ・いじめというものです。
相手に対して精神的な苦痛を与えたり、恐怖心を抱かせたりするような状況や行動を指します。
例えば、私の経験でお話しするとかつてのお付き合いしていた、九州男児・警察官・武道が強いという彼。長く交際し同棲していたわけですが、ある日の夕食時食卓にできた料理を並べリビングのソファーでテレビを見ていた彼に支度が終わったことを告げると、「いまテレビ見ているから」という返事。しばらくして「温い料理が冷めるよ」と再度声を掛けてもなかなか食卓につかない。
そして、ようやく席についた時にはもちろん料理は冷めていますよね。そこでこの彼は「料理が冷たい!温めなおせ!」と言うのです。
ある日は、カッターシャツのアイロンについて。「アイロンかけておいてね」で要は済むところを「アイロンをかけていないシャツを着ているのを勤務先の人に見られたら、お前がアイロンもかけない女なんだと思われるだけだ」という言い方をします。
もはや意味がわかりません。何か言い合いになると、俺が正しいお前が間違っている、正しいと思うなら近所で誰かに聞いてこいなど。まだまだあった気がしますがかなり前の出来事なのでこれくらいで、言い換えればかなり前の出来事なのに覚えているということです。言われた方は。
おそらくした方忘れているんでしょう。だってお別れするときに彼は、私に「俺はお前を大事にしてると思っていた」と言いました。びっくり仰天です。まさに大阪弁でいう「どこがやねんー」です。これはモラハラに該当する出来事だと認識しています。

自分がモラハラを受けている?

しかし、当時はそんな認識はなく、友達に「それモラハラじゃない?」なんてアドバイスもらっても「私がモラハラされているなんて?」「彼はモラハラしてきているのか?」と信じがたい気持ちで受け入れられませんでした。
モラハラを受けやすい・被害者になりやすいという人の特徴で、自分の意思がないわけではないが自分の意見を通すより、他人の意見にまぁ合わせられたり、何か自分が至らなくて指摘されたんだと反省したり、責任感が強かったり、へんに生真面目だったりという点があるそうです。それに該当していたのかも? 

モラハラをする人の特徴としては

 自己愛性パーソナリティ障害の診断を下すには、以下の5つ以上に示されるように、自分の価値についての過大評価、賞賛への欲求、共感性のなさが持続的に認められる必要があります。

  • 自分の重要性や才能について、誇大な、根拠のない感覚を抱いている(誇大性)。
  • 途方もない業績、影響力、権力、知能、美しさ、または素晴らしい恋という空想にとらわれている。
  • 自分が特別かつ独特であり、最も優れた人々とのみ付き合うべきであると信じている。
  • 無条件に賞賛されたいという欲求をもっている。
  • 特権意識をもっている。
  • 目標を達成するために他者を利用する。
  • 共感性に欠けている。
  • 他者を嫉妬しており、また他者が自分を嫉妬していると信じている。
  • 傲慢かつ横柄である。

また、症状は成人期早期までに始まっている必要があります。

引用元:MSDマニュアル家庭版

と挙げられています。
客観的に見ればいくつも当てはまっていてなるほどなぁと思います。ほんとこんな人とは長く一緒には居られません。私はまだ結婚してない状態でしたので回避できる部分もありましたが、これが婚姻状態でお別れしたいとなると少し策もいりそうです。

そしてその後

離婚となれば証拠が必須となりますが、モラハラの証拠集めはなかなか根気が必要です。こういう人は二面性があって外面はいいという特徴があるのでこちらの言葉だけでは第三者に伝わりにくいからです。
なので、日々の暴言や態度など記録しておくことが証拠となります。
例えば日記や会話を録音する、病気にならないに越したことはありませんが、場合によっては精神科に通いモラハラにより鬱になったと診断書をもらうことができればそれも有効な証拠となり得ます。
あと、会話をメールでして文章に残すなどもいいと思います。第三者にも理解してもらいやすくなります。コツコツコツコツですね。被害者側は一人で問題を抱え込みがちなので、まずは相談してみるという一歩が大切です。お友達や両親などモラハラをあまり知らない方に話してみると「夫婦なんてそんなもんでしょ」なんて言われると、ますます「私が間違っているのかな」なんて負のループに陥ってしまいかねません。ここは専門家に相談するのが好ましい選択です。きちんとお話を聞いて理解してくれる方がいいですよね。専門家であれば守秘義務もありますし「私が至らないからだ」「私が悪いからそういう態度をとられるのは仕方ない」などそう考えがちで、知らぬ間に少しずつ心を蝕んでいきます。
ほんとあの時私もそう思いました、私が悪いのかなぁって。いやいや相手が悪いのですよ!
証拠が必要なので、音声データ収集のお手伝いしてをしてもらいたいや、その後離婚になった場合の手続きがわからないなど、なにか手助けが必要なことがあればぜひガルエージェンシー大阪南にご相談ください。
お話しするだけでも気分が晴れますよ。

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